プエブロが求めるシャローでランカーシーバスを獲るためのビッグミノー開発(8)

久保武人   2016年9月5日

あしたのために =その八= 視覚と体感。 

今回はギュスターブの形状について少しお話します。

真横から見た時に体高のある形状をしています。

BL10a

このまま背中側から腹側方向にかけ丸みを帯びたラウンド形状にシェイプをしてしまうと

本体内部の空気量が増えてしまいます。空気量が増えるということは、それなりに浮力が

大きくなるので浮力を押さえる為に内部に入るオモリの重さも大きくしなければなりません。

(浮力を押さえる方法はこれ以外にもありますが、ここでは割愛します。)

そうすると160mmでこの体高ですから恐らく総重量50gは超えてくるでしょう。

そこでギュスターブの断面形状を見てみますと、、、

BL10b

ティアドロップ型をしています。

背中側サイド全体を削り取っています。それには理由があって、

ギュスターブ企画立ち上げ当初から、ビッグミノーでいて、なるべく特別なタックルではなく

通常使っている範囲内でのタックルで(流石に20g max程度の竿では厳しいですが・・)

扱い易いように、というコンセプトが大前提にあったからです。

大概この手のルアーの場合、ルアーウエイトありきでウエイトから追って作っていくと

残念な結果に終わることも多々ありますので、本心はフック装着で40gを切りたいところでしたが、

ギュスターブのテーマを考慮するとこの42g程のウエイトがベストマッチでした。

参考までにテストで使用したタックルデータです。

◆スピニングタックル 9.1ft /lure max42g /PEライン1号、1.2号/リーダーフロロ20lb

9.6ft /lure max36g /PEライン1号 /リーダーナイロン16lb

◆ベイトタックル 8.0ft /lure max15~100g /PEライン2号、3号/リーダーナイロン25lb、30lb

7.3ft /lure max20~90g /PEライン2号、3号/リーダーナイロン25lb、30lb

6.7ft /lure max13~70g /PEライン2号/リーダーナイロン25lb

プエブロでは1回のテストで大体最低でも3~4時間はひたすら投げ続けますが、

プエブロスタッフ、テスター陣のみんなからも不思議と使ってみて疲れたと言う言葉は出て来ませんでした。

視覚から入ってくる重さと体感する重さのギャップ・・・

流体力学とかの領域になると思いますが、学者じゃないので断言は出来ないですが

ルアー本体の振りぬけが良いと言いますか、その辺が何か関係があるのかも知れません。

また、ルアーアクションではティアドロップ形状がもたらす時折みせる

良い意味での不安定感、背中から生じる引き波もイイ感じに仕上がってます。

次回につづく・・・

文:久保武人

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